前号から新連載「カンボジアでHappy子育て!」がスタートしました!
このコラムはラッフルズメディカルカンボジアの八木加奈恵先生がカンボジアで子育てを通じて様々な子供との接し方などを紹介していきます。今回は「友達付き合いの大切さ」について。
友達付き合いの大切さ
私には 3 歳と 5 歳の息子がいます。
カンボジアで子育てをしていて一番良かったと思うことはご近所付き合いです。
息子たちは学校から帰ってきておやつを食べ終わるや否や外に出て近所の子供たちと遊びます。
自転車に乗ったり、鬼ごっこをしたり、木の実を集めたり、毎日色々な遊びをします。
幼稚園児から小学校高学年くらいまで様々な年齢の子供たちが多いときには 10 人ほど混ざって遊び、夕飯の時間まで 2 時間くらいたっぷり遊びます。
時には友達と喧嘩して泣いて帰ってくることもありますが、数日後にはまた仲良く遊んでいます。
私が子供の頃(昭和の時代)もご近所付き合いがとても盛んで私も毎日近所の子と遊んでいましたし、親同士も家を行き来してお茶をしながら雑談をしたりしていました。
今のカンボジアととても良く似ています。
現代の日本ではご近所付き合いが以前よりも希薄になっていると言われています。
しかし子供は友達付き合いから多くのことを学びます。
もしご近所付き合いが難しいのであれば、子供の友達をたくさん家に呼んであげたり、また友達のお家にもたくさん遊びに行ける機会を作ってあげると良いと思います。
私たち人間は人の間で生きています。
人に迷惑を掛けたり人に協力したりすることは生きていく上でとても自然なことです。
「持ちつ持たれつ」の関係を子供たちには友達付き合いから学んでほしいと思います。
ラッフルズメディカルカンボジア小児科専門医、総合診療医、タッチセラピスト。乳児検診、発達障害児診療、成人の心療内科等臨床経験多数。平日毎日出勤。2 児の母(子育て中)。
Raffles Medical Cambodia
