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パラスポーツinカンボジア⑦「コロナ禍での活動自粛と再開」

NyoNyumにて101号から連載している、カンボジアで長年、障がい者スポーツ(パラスポーツ)の普及活動を行なっている団体、ハート・オブ・ゴールドの米山遥香(よねやま・はるか)さんが普及活動の様子を紹介するコラム Para-Sports in Cambodia! をNyoNyum WEBでも公開します。

第7回目の今回は、コロナ禍での活動自粛していた各競技の練習が再開した様子を紹介します。

 

ハート・オブ・ゴールドとは


1996年12月に開催されたアンコールワット国際ハーフマラソンに関わった人々により、「スポーツを通じて国境、人種、ハンディキャップを超えて希望と勇気の共有を実現」することを目指し、1998年 10月10日にNGOとして発足。

2001年3月には岡山県よりNPO法人認定を、2012年には岡山市から認定 NPO法人となり現在に至る。

被災地や紛争地および開発途上国の子どもた達、障害者、貧困者層の人々に対して、スポーツや教育、そのほかの活動を通じて自立につながる事業を行い、苦境 に立ち向かう人々や子ども達が人生にchallengeするための「希望と勇気」を持つことができる機会創造に寄与することを目的としている。

特に、途上国の人々が自分たちの抱える問題を自らの力で解決していけることを目指し、彼らの視点に立って、彼らとともに人材育成に力を注いでいく。
※HEARTS of GOLD公式WEBサイトより

パラスポーツとは


障がい者スポーツの世界大会として、1960年のローマオリンピックから行われていたが、「パラリンピック」という正式名称が使われ始めたのは1988年のソウルオリンピックから。

日本は1964年の東京大会から、カンボジアは2000年のシドニー大会から参加している。

最近、障がい者スポーツのことを”パラスポーツ”という名称で呼ばれることが多く、最近では日本国内でも様々なパラスポーツの大会が行われることが多い。※東京パラリンピック詳細はこちら

 

コロナ禍での活動自粛と再開

再開したトレーニングの様子

新型コロナウィルスはカンボジアスポーツ界にも大きく影響しました。

3には 10 人以上が集まってのスポーツ禁止やオリンピックスタジアムの閉鎖等のスポーツに関する通達が政府よりありました。

パラ陸上選手は日々の練習ができなくなり、途方に暮れていましたが、カンボジアパラリンピック委員会事務局長 Yi Veasna 氏より自宅でできる限りのトレーニングを行うようにとの指示を受け、みんな在宅トレーニングの様子を Facebook にアップしていました。

車いす選手は、以前日本のパラリンピアン松永仁志さんがカンボジアでの指導に訪れた際に持参していた、フォーム改善や持久力をつけるためにレーサー(競技用車いす)を乗せて使うローラーを見て、自分たちで作製しており、それが今回の在宅トレーニングで活躍したようです(写真参照)。

車いす選手の在宅トレーニング

しかしながら、 選手たちが最大の目標としていたフィリピンでの ASEAN Para Games(東南アジアパラ競技大会)が中止となってしまいました。

選手たちは非常にショックを受けていたようでした。

私たちはそんな彼らがまた目標に向かって練習に取り組み、最高のパフォーマンスを発揮できる場所として第4回カンボジアパラ陸上競技会を開催できればと考えています。

皆様の支えが力となります。

少しでもご支援いただけますと幸いです。

そんな中で政府よりスポーツ活動再開許可の通達があり、7 月 1 日より正式にトレーニングを再開しました。

パラ陸上選手は 3 月まで派遣されていた JICA 短期派遣ボランティアから指導を受けたトレーニングを引き続き行っていました。

だまだ厳しい状況が続きますが、みんなで支えあっていければと思います。

 

この記事を書いた人:米山遥香


カンボジア在住6年目の28歳。大学時代、健康スポーツについて学ぶ傍ら、カンボジアを支援する学生団体でボランティア活動を行い「将来カンボジアでスポーツ開発に関わる仕事がしたい」と思っていたところ、NPO ハート・オブ・ゴールドに出会う。卒業後にカンボジアへ渡り、同団体で2年間インターンとして活動し、3年目から職員に。

これまでの記事

・第1回:ハート・オブ・ゴールドがカンボジアでパラスポーツ支援を始めたきっかけ


・第2回:カンボジアパラ陸上競技会と プノンペン補習授業校の社会科見学

・第3回:注目のパラ陸上選手を紹介!

・第4回:アンコールワット国際ハーフマラソンへ向けて&結果報告

・第5回:第10回ASEAN Para Games へ向けて

・第6回:陸上クリニックと絆フェスティバル