4月6日、プノンペン初の水上タクシーがサービスを開始しました。近年、プノンペン中心部では交通渋滞が深刻になっていますが、水上なら渋滞知らず。料金は8月1日まで無料とのこと。画期的な新交通サービスを試してみました!(※2019年1月15日追記:2018年末だった料金の無料期間が延長され、しばらくは無料とのことです。)
出発地点の乗り場へ
渋滞を予測し、オフィスを早めに出発。目指すは1番北側の停留所であるプレックプナウ(Prek Pnov)、午前10時30分発の便です。しかし、プレックプナウ停留所はまさかの工事中(2018年5月現在)でまだオープンしていないと判明! 急きょ1つ手前の乗り場である「ルセイケオ(Russey Keo)」へ。
9時30分、ルセイケオ停留所へ到着。チケット売り場がありましたが、8月1日までは乗船が無料なので現時点では意味をなしておらず、スタッフも暇そうでした。
ルセイケオからの出発時間は10時50分。早めに着きすぎたので、1時間以上待つことに……。ボートを待つ間に周辺を散策してみることにしました。
チケット売り場から50メートルほどのところにトイレを発見。トイレの目の前には無料で利用できる健康器具が設置してあり、待っている間に運動もできます。
近くには、飲み物などを売っている売店が1軒ありました。
いよいよ乗船
10時40分、ボートが到着しました。というわけで、いざ乗船!
乗船するためには、この30メートルほどの急な階段を降りなければなりません。降りるときは足元にご注意を!
今回は、青く細長い船体が特徴のボートに乗船します。乗り場と船体の間に隙間があるので気をつけてくださいね。
新しい交通機関ということもあり、船内はなかなかきれい。座席の座り心地もばっちりです。今回乗った船の定員は60人でした。
後ろに見えるオレンジ色の物体はライフジャケット。もしもの時も安心です。
座席の最後尾にはトイレも設置されていました。また先頭にはテレビとエアコンが備え付けられており、移動中は涼しく過ごせます。
船内にある窓からは、川岸で生活している人々の様子を見ることも。ソカホテル(写真左側の一番大きな建物)が見えてきたら目指す降り場はもうすぐ!
オールドマーケット停留所に到着
目的地のオールドマーケット停留所に到着しました! ここでも乗船時と同じくらい急な階段を上がる必要があります。
階段を上り切ると目の前はナイトマーケット。観光客が数多く訪れるこの付近には遊覧船が数多く停泊しており、案内の看板がありました。
今回の水上タクシーでの移動はここまで! 最後に、押さえておきたいポイントをまとめています。
水上タクシー概要
・料金は8月1日まで無料。
・朝・昼・夕方、全部で9往復を運行中
・今回乗った限り、運行は時刻表通り
・北端のプレックプナウから南端のタクマウまでは乗船時間約1時間
・北端のプレックプナウ停留所と南端から1つ手前のチュバーオンパウ停留所はまだ工事中で利用不可※2018年5月現在、ルセイケオ(北)⇔ タクマウ(南)間を往復運行中
・最終的には乗り場をもっと増やす予定だそう
・朝・昼・夕方にプノンペンを南北に移動する人にとっては、渋滞なく移動できて便利
路線図と時刻表
移動手段というよりも観光の一部として利用してみるのもいいかもしれません。今回は1区間のみたった5分の乗船でしたが、始発から終点まで乗ればそれなりに長いので、サップ川、メコン川、バサック川沿いで暮らす人々の生活の様子や、近年どんどん増えているプノンペンの高層ビル群を眺めることができます。8月1日まで無料なので、開放的なリバークルーズを楽しんでみてはいかがでしょうか!
紙面と連動した動画レポートはこちら。水上タクシーは0:00~1:56に紹介されています。
・プノンペン交通機関レポートの続きはこちら→いつでもどこでもスマホで呼び出し! カンボジア生活に必須の配車アプリ使用レポート
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