【NyoNyumインターン日記㉖】これがカンボジアのプチュンバン～復路編～

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2017.12.17

インターン日記シーズン1

スオスダイ！インターン生の伊藤陽子です。今回も前回に引き続きプチュンバン（カンボジアのお盆）小旅行についてお伝えします！

5時過ぎにようやく滝から友達の家に着きました。リャーは次の日仕事があるので、同じコンポンチャム州の遠い地域にある自宅にその日中に帰らなければなりません。私たちはご家族にお礼を言い、急ぎで家を出る準備をします。

日が落ちるのに連れてバン(12人乗りくらいの車)が捕まるかますます不安になる私たち。一刻も早く大きな道路に向かわなければと焦ります。しかし家に泊めてくれた友達は「夕飯を食べてから行こう」とバイクの後ろに乗せてくれます。実はその日の朝、ディナーは鍋にしようと話していました。これはいやな予感が…。

「あれ、これ帰る方向と逆なんじゃ…」と思いつつ、着いたのはやっぱり鍋屋さん。最後までもてなしてくれるのはとても嬉しいんだけど…鍋なんて食べるのに時間がかかるカンボジア料理BEST3に入るよ！そしてなんとなく雰囲気が暗い私たち。加えてジュースに器にコバエが来るわ来るわ。（空気が読めていないと分かりつつ撮ったのが上の写真。うん、ぎこちない笑顔です。）

虫を避けつつ美味しい鍋をなんとか食べ、次こそバンを捕まえに大きな道路に出ます。案の上バンは捕まりません。バンやバスが通るたびに道の脇で手を振り捕まえようとします。しかし一般乗用車ばかりがちょくちょく私たちの近くに止まります。そして「どこに行きたいんだい？」と聞いてくれます。結局どの車も私たちの行きたいところには向かわなかったのですが、なぜかそのまま一緒にしばらく待機。私たちが必死にバンを止めようとしているのを見守って？くれました。

道路に出てから1時間半は経ったころでしょうか。未だにバンは捕まりません。私はもう諦め再び友達の家に泊まらせてもらうしかないだろうと思っていましたがリャーは諦めていません。しかしますます焦っています。私が「他の人にその仕事は任せられないの？」と聞こうとしても全く聞く耳を持ちません。これはもうなんとしてでも帰るつもりです。

そして天は彼女を見放さなかったのか。ようやくバンが捕まりました。運転手さん曰く、私と一緒に小旅行をした日本人の友達が後ろで手を振っているのが見えて引き返したんだとか。夜11時にようやくリャーの自宅に着きプチュンバン小旅行は幕を閉じました。