(日本語) NyoNyum103号フルーツ天国を持って市場に行ってみよう!
(日本語) NyoNyum103号フルーツ天国を持って市場に行ってみよう!
2019.12.02

NyoNyumを読んだ人が、雑誌で紹介したあれこれを実際に体験し、レポートする企画「NyoNyum愛読者が体験しました」3回目の今回は、103号で特集した「フルーツ天国」を頼りに、実際にフルーツを買いにマーケット(市場)に行ってみました。

NyoNyum103号の特集「フルーツ天国」では、カンボジアにある40数種類のフルーツとその食べ方、お土産、まつわるストーリーを紹介しました。

フルーツ天国を持って市場に行ってみた!

昼の名残りがだんだん薄れていく金曜日の夕方5時半。仕事終わりにNyoNyum103号「フルーツ天国」を引っ提げて、意気揚々とロシアンマーケットへ繰り出しました。

ロシアンマーケットは5時で閉場しますが、マーケット北側では道路に沿って野菜や果物、魚、肉など今晩の食材を売る露店が道の両脇にカゴを連ね、その客の間を縫うようにバイクが駆け抜ける、熱狂的な延長試合が開かれます。

店番のおばちゃんに雑誌内の”カンボジアフルーツカタログ”を見せましたが、おばちゃんは取り合ってくれません。
6時前の書き入れ時に来たのがよくなかったと思いながらも、わりかし暇そうな果物店で陳列の手伝いをしている子供に聞いてみました。

中国人風の男が突然「プラエタッゴー(ミルクフルーツ)これこれ!」と叫びながら、雑誌と商品を指さすのが面白かったのか笑われてしまいましたが、ようやく「フルーツ天国」でミルクフルーツを1つ買うことができました。

ミルクフルーツはビニール袋にくるんでバックに入れて持ち帰ったのですが、後日つぶれた状態で発見されました。

フルーツ天国を持って市場に行ってみた!リベンジ

カンボジアの全員がのんびりしそうなお昼過ぎ、遠目にも暇そうにしている果物屋さんに直撃しました。

せいしろう
せいしろう
チョムリアプスォー?これはこれ?
おばちゃん
おばちゃん
そう、プラエタッゴーだよ
せいしろう
緑色だね、たべれらるの?
おばちゃん
紫と同じだよ
せいしろう
ほんとかな?じゃあこれを
おばちゃん
1キロ10000リエル(2.5ドル)だよ

という調子で”カンボジアフルーツカタログ”で確認を取った後、NyoNyumにて翻訳をしているヴィサールさんの助けをすこしだけ借りてミルクフルーツ、ナツメ、サポジラを買うことができました。

たべよう

ミルクフルーツ

店頭のミルクフルーツはNyoNyumの写真とは少し違い、わずかに紫がかった緑色でした。


フルーツ天国
ゴムボールのような触感と大きさの実を軽く揉み半分に切ると、じゅわっとミルクのような果汁が。果肉は柔らかくスプーンですくって食べる、ジューシーで甘く酸味はない。10~12月頃限定。

ジューシーで甘いことには甘いのですが、やや温かいのが気になりました。中の実はすべて食べることができて、柔らかくやや弾力があります。その食感が筑前煮のしいたけに似ていたので、しいたけ嫌いの私はこれをきのこだと思いました。

ナツメ

お店のナツメもNyoNyumの写真と少し違い、黄色や茶色が多い印象です。

薬膳鍋など乾燥ナツメは中華食材として有名だが、カンボジアでは生の青い実を食べる。カリッとかじるほか、塩唐辛子に漬けたものも。リンゴを小さくしたような形で味や食感も似ている。

まだ食べごろでなかったのか、熟れていないリンゴに似た味でした。カンボジア人スタッフたちはこれを刻んだ唐辛子を混ぜた塩(オンバルマテッ)をつけて食べていました。

サポジラ

サポジラは見た目に特徴がなく、「柔らかいものが甘くておいしい」ということで手探りで捜索しました。

見た目はジャガイモのような色と大きさの卵型で、皮は薄い。果肉の色と食感、味はよく熟して柔らかくなった柿に似ていて、酸味はなくとても甘い。クセのない味で食べやすい。

やってみた結果

今回はNyoNyum103号フルーツ天国の”フルーツカタログ”のページをもって買い物に行きました。

カタカナで書いてあるクメール語名を読んでみたり、写真を指差してみたりとちょっと便利なツールになることが分かりました。ただし、店番のおばちゃんが暇な時に限ります。

もちろん、市場にもっていかなくてもNyoNyum103号フルーツ天国の”カンボジアフルーツカタログ”は楽しめます。
かわいい見た目と、ずっしり詰まった解説、これでもかというほどの写真、読みごたえはばっちりです。

フルーツ天国にはフルーツカタログだけでなく、フルーツを使った料理やデザートが楽しめるお店の情報や、お土産情報、カンボジアならではの食べ方などの豆知識など、カンボジアのフルーツに関するいろいろな情報が載っています。

皆様も「NyoNyumを読んで行ってみた/やってみた」に挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

雑誌NyoNyum103号について

NyoNyum103号に関するWEB記事はこちら


 

「愛読者が体験してみた」コーナーこれまでの記事
1回目


2回目

 

この記事を書いた人:中村 征志郎


ニックネーム:せいしろう
自分で切ったので髪型がおもしろい高専生インターン。
果物を手に取り、食べて味を確かめた後、改めてカタログにある説明の文章を読んで、思わず「なるほどー」とつぶやきました。NyoNyumの表現力と説得力にびっくりしました。そんな文章を書けるようになりたいと思いました。
インターン日記はこちら

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

関連記事
おすすめ記事

アンコール見聞録 #38 遺跡を上から見る

2023.09.12 アンコール見聞録シェムリアップ文化

アンコール見聞録 #34 遺跡写真館

2023.01.12 アンコール見聞録シェムリアップ

アンコール見聞録 #29 変わるもの、変わらないもの

2022.03.04 アンコール見聞録シェムリアップ

【旅育!!ノマド家族。】⑯プノンペン市内でも旅育!

2022.01.05 【旅育!!ノマド家族】プノンペン