「この国」を伝えるカンボジアのWebメディア

"生活"最新記事

"観光"最新記事

"読み物"最新記事

"ビジネス"最新記事

"グルメ"最新記事

HOME > 読み物 > 生活情報誌ニョニュム > 医療コラム「どうしましたか」 > どうしましたか #32 スラービアーを、もう 1 本

どうしましたか #32 スラービアーを、もう 1 本

NyoNyum Magazine にて連載している医療コラム「どうしましたか」

ケン・クリニック院長の奥澤健氏が、流行病の対策、風邪やけがの処置方法から、病院での出来事、おすすめのダイエット方法までいろいろな医学トリビアを愉快に綴ります。

今回は、先生とビールと糖質制限について。

スラービアーを、もう 1 本

私はビールが大好きである。自分の好物で飲み物部門の断トツぶっちぎりの第 1 位だ。

カンボジアに移住してきたときは嬉しかった。ビールが安くて美味しいからである。ある統計によると世界で 2 番目にビールが安いらしい(最も安いのはベトナム)。

店によっては水より安いので、レストランで「何を飲むか ?」と聞かれると、遠慮しているふりをしながら、心の中でほくそ笑んで「ビールでいいよ」と答えていた。もちろん本当は「ビールがいい」のだ。
カンボジアはビール好きには天国のような国である。

ところが、3 年前転機が訪れた。それまで 1 日 3 本は飲んでいたのを 1 本にした。
といっても酒量を減らしたわけではない。代わりにウイスキーや焼酎を飲むようにした。
筆者自身が実践し推奨する糖質制限では、ビールは NG だからである。

それでも 1本は飲む。やはり「とりあえずビール !」だ。
「最初の 1 本は糖質に数えない」という都合の良いルールを自分に課しているので問題ない(言い訳ともいう)。
しかしあまりに喉が渇いていたり、つまみがビール向きのものであったりすると、このルールはあっけなく破られることになる。

躊躇なくこう言う。「ソーム アオイスラービアー クニョム モイティア(私にビールをもう1 本ください)!」

(※今回の題名は、筆者の好きな作家山際淳司氏の著書『スローカーブを、もう一球』へのオマージュである)

(この記事は2015年10月に発行されたNyoNuym79号に掲載されたものを再掲しています。文中の情報は当時の情報です。)

コラムニスト:奥澤 健(おくざわ・けん)

医学博士
2010 年 2 月よりプノンペンにケン・クリニックを開業。1963 年生まれ。東京医大卒。キズを早くきれいに治す「湿潤療法」と医学的に正しい 「低糖質ダイエット・健康法」を指南。NyoNyum48号(2010年8月発行)より本コラム連載。

ケン・クリニックホームページ

次の記事:

前の記事:

過去の記事:

22:胃食道逆流症について
23:鼻から胃カメラ!?
24:インフルエンザ。今年は早めのワクチンを!
25:チクングニヤ熱をご存じですか?
26:ビタミンC神話
27:健康法としての糖質制限
28:健康法としての糖質制限②
29:アメイジング・グレイスを聴きながら
30:熱中症に注意!
31:MERS に備えて知識のワクチンで予防しよう!
32:スラービアーを、もう1本