NyoNyum124号特集③:SEA Gamesの歴史とカンボジアの存在
NyoNyum124号特集③:SEA Gamesの歴史とカンボジアの存在
2023.04.24

今回は、いよいよ開催が迫ったSEA Games 2023についての特集をWebでも紹介します。

 

「開催迫る!SEA Games 2023 in Cambodia~奮闘するカンボジア人選手たちのトレーニング記録~

来たる5月にカンボジアでSEA Games(東南アジア競技大会)が初めて開催されることをご存知でしょうか。

準備に向けて政府が発足したSEA Games実 行 委 員 会(CAMSOC;Cambodian SEA Games Organizing Committee)を中心に、さまざまな準備がコツコツと進められています。

1959年の第1回大会から64年目となる2023年、カンボジア政府がようやく自力で開催を主催するに至りました。そして、史上初めて自国開催となったカンボジアの選手たちは、誇りを胸にトレーニングに取り組んでいます。

間近に迫った大会当日に向けて、コツコツと頑張っている選手やコーチ、支援団体の様子、そして SEA Gamesにまつわるあれこれをお届けします !

 

【これまでの記事】

 

SEA Gamesの歴史とカンボジアの存在

SEA Games の正式名称は「Southeast Asian Games(東南アジア競技大会)」。東南アジア地域の平和の祭典として始まったその歴史の中で、カンボジアはどのように関わってきたのでしょうか。少し歴史をのぞいてみましょう。

このページの表はウィキペディアから抜粋

SEA Gamesは、現在東南アジア11ヵ国が参加する多国籍のスポーツイベント。2年ごとに加盟国が交代で主催国となり開催する。国際オリンピック委員会(IOC)とアジアオリンピック評議会の後援の下、東南アジアスポーツ連盟によって開催されている。

SEA Gamesの前身は、 タイ、ミャンマー、マレーシア、ラオス、ベトナム、カンボジアが最初のメンバー国であった東南アジア半島ゲーム(SEAP Games)であった。上記の6ヵ国は、SEAP Gamesを2年ごとに開催することに合意し、最初のSEAP Gamesが1959年12月にバンコクで開催された。だが、このイベントにカンボジアは参加せず、シンガポールが大会に加わった。

 

SEA Gamesでのカンボジアの成績

1961年

1961年のSEAP Gamesはミャンマーのヤンゴンで開催され、水泳、陸上、バドミントン、バスケットボール、ボクシング、サイクリング、サ ッ カ ー、射 撃、ボ ー ト レ ー ス、卓 球、テ ニ ス、バ レ ー ボ ー ル、リフティングの13種の競技が行われた。この大会にカンボジアは初めて参加し、金メダル1個、銀メダル6個、銅メダル4個を獲得した。

 

1963年

1963年、カンボジアは開催国に決定した。だが、国内の政治問題で開催できず、大会自体の中止が余儀なくされた。1965年になると、マレーシアが第3回SEAP Gamesを主催し、この年はカンボジアも参加した。しかしそれ以降カンボジアは内政不安に陥り、1967年と1969年大会にカンボジアの姿はなかった。1977年にはインドネシア、フィリピン、ブルネイが新たに加盟し、その年以降、SEAP Gamesは東南アジア競技大会(SEA Games)と改名されたとい う。SEA Gamesとなってから、カンボジアは 1981年大会まで不参加だった。

 

2003年

2003年に東ティモールがSEA Gamesに加盟し、加盟国は11ヵ国となった。初参加の1961年大会以来現在までにカンボジアがSEA Gamesで獲得したメダル数は合計505個で、その詳細は金メダル78個、銀メダル128個、銅メダル299個。

 

2023年

カンボジアで初めてSEA Gamesが開催される予定。

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