スオスダイ!スースダイ!
高専機械科を休学してNyoNyumでインターンをしているせいしろうです。(前回はプチュン前半のさみしいプノンペンを紹介しました。前回の記事はこちら)
プチュンバン後半は、念願のアンコール遺跡に行ってきました。2泊3日のうち2日が移動日の移動旅行でしたが、賽銭泥棒からお土産売りの子供たち、ジャングルに沈む夕日までオモシロいことがたくさんありました。
ということで、インターン日記6回目はプチュンバン後半のアンコールワット探検の様子をお伝えします。
アンコール遺跡とは
アンコール遺跡は、カンボジアのシェムリアップにあるアンコールワットとアンコールトムに代表される、アンコール王朝の遺跡たちをまとめた呼び方です。超巨大な遺跡とたくさんの遺構だけでなく、その周辺のジャングルと水田、民家までもを含む広い土地がまるまる「アンコール遺跡群」として世界遺産に登録されています。
カンボジアの首都プノンペンから北に車で約6時間のシェムリアップの町はずれにアンコール遺跡はあります。
アンコール遺跡に行ってきた
探検ルートを地図にしてみました。
マークや線をクリックするとコメントが出てきます。
はじめてのアンコール遺跡はこの9つの遺跡と名所を見て回りました。
遺跡と名所
- アンコールワット
- プノンバケン
- アンコールトム南大門
- バイヨン
- バプーオン
- 王のテラス
- 象のテラス
- ライ王のテラス
- タプローム
あさ8時ごろにトゥクトゥクをつかまえてチケット売り場によって、そのままアンコールワットに向かいました。
綺麗なアンコールワット
第一回廊
前日に叩き込んだ「歩き方」もさっぱり忘れて、よくわからないまま第一回廊をぐるり。ざんねん。
第一回廊は、緻密なレリーフとそのストーリーが見どころですが、ガイドか歩き方がないと「へぇー」で終わります。
私の携帯キャリアはアンコールワット周辺では常に圏外だったのでカンニングもできず、「へぇー」と言いました。
第三回廊
第三回廊から見える正門方向の景色です。
第三回廊は中央部に仏像がある祈りの場所です。
写真は、クメールの王さまだけが見ることができたジャングルの景色です。
バイヨンまでの道
アンコールワットからアンコールトムの中心にあるバイヨンまでは4kmの距離があります。トゥクトゥクは4ドルを提案しましたが、私は渋って歩きました。
道中、小高い丘の上にあるピラミッド型の寺院プノンバケンに上って、アンコールトムの南大門をくぐってバイヨンまで歩きます。
アンコールトムに入ってもやせいのおさるを見ながらひたすらバイヨンを目指して歩きます。
危ないバイヨン
バイヨンはその名前よりこの大きい顔で知られているアンコールトムを代表する遺跡です。この大きな顔は遺跡のあちこちにおよそ50個あります。どこからでも見えるのでかなり不思議な雰囲気のする場所です。
さらに、バイヨンは完成したあとに2階のテラスを作ったそうで、迷路のような複雑なつくりをしています。通路は狭く、光が一切差し込まない通路もあります。
まるでゲームの勇者のような冒険ができます。懐中電灯と仲間が必須です。
バイヨンは暗くて怪しい場所なので、謎のガイドが勝手にはじめるカタコトガイドを聞いたり、大きな仏象の前で賽銭泥棒と我慢比べをしたりできます。
たのしいタプローム
タプロームは木に押しつぶされそうなことで有名な遺跡です。
ほとんど修復せずに、あえて自然のままの状態に置かれている崩れた建物はまさに遺跡です。崩れ落ちた石の至る所から生える木々に耐え、ようやく立っている建物には未知の遺跡を発見したようなわくわくがあります。
ものうりキッズに御用心?
タプロームで終了時間の5時半まで過ごした私(せいしろう)は、近くの通りまでの長い参道をあるいていました。すると子供がこちらに来て、とつぜんにマグネットや笛やブレスレットの説明を始めました。
勝手に始まるガイドよろしく、ひとりでに始まるのはたいてい関わらないのが得策ですが、さすがに走って逃げる勇気もなく立ち止まると、立ちどころに子どもが増え大変なことになりました。
そして、「電波」と「お金」と「帰りの手段」がない、お土産を沢山持ったジャポンをバイクで町のATMまで送ってくれることになりました。
バイクの後ろに乗って町までの長いドライブをしている間にきれいな夕焼けが見えました。手前の池のようなものはアンコールワットの水堀です。
想定外にお土産を買ったり、謎の支援団体に寄付をしたり、お賽銭を盗られたり。想像以上の経験ができました。旅の最後に感動のあまり、バイク代としてチップを弾んでしまったことはちょっと反省しています。
インターン日記シーズン4 次の記事はこちら
先輩方のプチュンバンはこちら
過去のインターン生 伊藤陽子さん のプチュンバン
NyoNyumのアーティスト 勝元巧さん のプチュンバン
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