2017.10.28

2003年から発行している「カンボジア生活情報誌NyoNyum」内でプノンペンやシェムリアップはじめ、カンボジア各地の風景や生活を紹介してきた「フォトさんぽ」コーナーをNyoNyum Webマガジンでも紹介します♪

 

 

古来から人々を見守り続けてきた巨石山

プノンペンから北西へ車を走らせること約2時間、ある奇妙な光景が見えてくる。

カンボジアの原風景である大地から力強く生えるサトウヤシの木々の中から突如、目の前に巨大な岩が乗っている山が姿を現した。

コンポンチュナン州に位置するプノンプレアティアットというこの山は、現地では名の知られた観光名所で頂上にある巨大な岩には参拝所が設けられている。

山の頂上にある岩の上から一望できる景色は壮大で、遠くはプノンペンのビル群までも見ることができる。

なぜ頂上にこのような巨大な岩があるのかは現在も不明だが、昔からある言い伝えがある。

アンコール王朝が栄えていた頃よりもっと前、このあたり一帯を治める領主がおり、その2人の息子たちによる継承争いの場がこの巨石山だったという。

めまぐるしく変わる現代のカンボジア。

この巨石の山もまた、何十年、何百年もの間、人々の移り変わりを見てきた。

れからも変わらずどっしりと構え、カンボジアの人々を見守り続けるだろう。

 

<NyoNyum No.91より>
写真、文 Photo & Text : Kano Hiroaki

 

 

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