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どうしましたか #24 インフルエンザ。今年は早めのワクチンを!

NyoNyum Magazine にて連載している医療コラム「どうしましたか」

ケン・クリニック院長の奥澤健氏が、流行病の対策、風邪やけがの処置方法から、病院での出来事、おすすめのダイエット方法までいろいろな医学トリビアを愉快に綴ります。

今回は、赤道付近の国のインフルエンザ事情について。

インフルエンザ。今年は早めのワクチンを!

インフルエンザは熱帯でも流行する。真夏の沖縄でも流行したことがあるくらいで、暑くてもウイルスは活動するのである。

カンボジアでは毎年 2 回(6 月~ 8 月、10 月~ 12 月)の流行時期がある。
しかし、ワクチンが入荷するのは 10 月に入ってからで、前半には間に合わず、後半もイライラビクビクしながら入荷を待つというのが例年のパターンであった。

毎年 2 月に WHO(世界保健機関)がインフルエンザワクチン株(A 型 2 種類、B 型 1 種類)を決定し、各国のメーカーがこれをもとに製造する。上記 3 種類が 1 本の注射器に入った『3 価ワクチン』である。
さらに「北半球用」と「南半球用」に分けて発表されるが、今年は南北とも全く同じ種類であることがわかっている。

赤道付近の国では、南北両方のワクチン接種が推奨されており、実際数年前までカンボジアでも、日本大使館から「両方とも受けてください」と在留邦人に連絡されていた。
当時は 2 種類とも流通していたようだが、最近は北半球用のものしか入荷しなくなったので上記のような事態になっているのである。

この原稿を書いている 5 月中旬の時点で、すでに 11 名の A型インフルエンザ患者が当院で発生している。
南半球ではすでに今年のワクチン接種が始まっており、当院でも開始した。早めのワクチン接種をおすすめする。

(この記事は2014年6月に発行されたNyoNuym71号に掲載されたものを再掲しています。文中の情報は当時の情報です。)

コラムニスト:奥澤 健(おくざわ・けん)

医学博士
2010 年 2 月よりプノンペンにケン・クリニックを開業。1963 年生まれ。東京医大卒。キズを早くきれいに治す「湿潤療法」と医学的に正しい 「低糖質ダイエット・健康法」を指南。NyoNyum48号(2010年8月発行)より本コラム連載。

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