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Moi Moi ライフ #24 どうなる?バイヨン中学校完成式典

NyoNyum Magazine にて連載しているスローライフエッセイ「Moi Moi ライフ」
(「Moi Moi」とは、クメール語で「ひとつひとつ、ゆっくりと」の意味)

シェムリァップで暮らす小出陽子さん。自身が運営するカフェレストラン「Cafe Moi Moi」での発見や、NGO「アンコール人材養成支援機構:JST」の活動、JSTがサポートしている「バイヨン中学高等学校」の近況、そして普段の暮らしで感じたいろいろなことを綴ります。

今回は、バイヨン中学校の完成式典について。

どうなる?バイヨン中学校完成式典

2年前に開校したバイヨン中学校ですが、これまで完成や開校の行事を行っていませんでした。そこで、校舎16教室と教員用宿舎が完成し、3年生すべてが揃う2016年初めに皆でお祝いを、という計画が日米の支援者の間で持ち上がりました。

それを聞いたカンボジア政府の要職に就いている友人たち曰く、今までにない新しいスタイルの学校なのでぜひ首相クラスの来賓をお招きして式典を行うべき、首相には自分からお願いするので任せてほしい、と。そう言われては断る理由はありません。しかし日程は数カ月前には決まるのでしょうか・・・?

一抹の不安を抱きつつ、支援者からの日程決定如何の問合せには、3日間の余裕を持たせて半年前から答え続け、2016年1月中旬の3日間は全員がシェムリアップに滞在できるよう渡航チケットの手配を行っていました。

しかし、年末に入った政府からの連絡でようやく式典日が決まったとほっとするも束の間、被地には支援者到着の3日前に設定されていました。

国外からの参加者約70人は既に渡航チケット発券済み。変更は不可能である故、カンボジア政府には丁重にお断りし、州レベルでの式典実施に変更することにしました。

しかしその翌々日、さらに連絡が。指定した日が難しければ、その一週間後に。首相代行として副首相が出席するので、カンボジア国民は従わなければならない・・・。

仕方がありません。正式な式典は支援者帰国の翌日に、そして支援者の皆さんがシェムリアップ滞在中に簡単な式典を運動会と抱き合わせで行うことに決定しました。こうして完成式典は二度行われることに。

バイヨン中学校では現在、支援国である日・米にカンボジアを含めた3ヵ国の国旗を校庭に掲げ、運動会の練習に盛り上がっています。

しかし、正式な式典日がこの原稿締め切りの1週間後に迫るも。その後、政府関係者からの音沙汰なし。果たして、式典はどうなるのでしょうか・・・?

(この記事は2016年2月に発行されたNyoNuym81号に掲載されたものを再掲しています。文中の情報は当時の情報です。)

コラムニスト: 小出 陽子(こいで・ようこ)

一級建築士 ・ レストランオーナー
2000 年、UNESCO/JSA 遺跡修復オフィス建設のためカンボジアに赴任。2005 年シェムリァップにレストランカフェ「Cafe Moi Moi」 をオープンする。同年 JST(NGO;アンコール人材養成支援機構)を設立に携わり農村地域の支援活動を始める。現在は、バイヨン中学校、高校の運営も行っている。
JSTホームページ Cafe Moi Moi 紹介記事

 

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