現在、カンボジア国内で配布中のNyoNyum 112号から!
中村英誉さん、有紀子さん夫妻のカンボジアはじめ、海外での子育ての様子を紹介する「旅育!!ノマド家族。」もWEBサイトでも紹介!
第12回目の今回は「子供との隔離生活で得た視点と気づき」について。
「子供との隔離生活で得た視点と気づき」

久々のフライトだ。ついにカンボジアに戻ることになった。
飛行機に乗れることにワクワクドキドキする。
PCR検査や機内での過ごし方、書きたいことは山ほどあるが、今回は入国に際して行われた2週間の隔離について書いてみる。
部屋から一歩も出られない、なかなかのダンジョンだ。
2歳児連れにはハードな難関だと覚悟して挑んだ。
結論から言うと、一人で隔離されるより息子がいてくれて良かったのかもしれないと感じている。
オンライン化が進んでいるとはいえ、一緒にいる息子に救われることも多かった。
とはいえ、2歳児がずっと部屋にいることは簡単ではない。
ホテルの部屋を模様替え、子どもスペースを作ってみたり、百均で買ったおもちゃを小出しにしたりと、色々工夫をしてみた。
中でも息子が気に入ったのは、食事を取りにいくお仕事。
ほとんど変化のない毎日の中で、数少ないドアを開けることができるチャンスだ。
チャイムが鳴ると飛んでいき、時間が来たと思うとチャイムが鳴らなくても、やはり飛んでいく。
そして、窓辺の前でごはんを広げ、ピクニックを始めるのだ。
今日はスズメが3匹来たねとか、工事現場の車が通ったとか、4人乗りのバイクが来たとかでテンションが上がる。
外との接触が窓枠に切り取られた風景のみの環境で、観察力が高まったかもしれない。
朝は太陽がこっちだったのに、沈むときは反対だねと、定点観測ならではの発見もあった。
道路に面した部屋のおかげで、窓越しに父と再会するという稀な体験もできた。
窓が生けどる風景は、制限の多い隔離生活ならではの視点と気づきを与えてくれたのかもしれない。と、思うことにする(笑)。
筆者プロフィール
筆者:青木有紀子
元青年海外協力隊で、現在子連れワーカー。海外子育てを試行錯誤中。一般社団法人Social Compass(ソーシャルコンパス)代表の主人と旅育ノマド家族を目指す。
◆ Social Compass公式WEBサイト:https://socialcompass.jp
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