Cambodian-Japan Cooperation Center (CJCC)

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2019.01.23

ニョニュムでおなじみのカンボジア国内企業を訪問する「オ・ト・ナの社会科見学」。王立プノンペン大学内にある「カンボジア日本人材開発センター（CJCC）」を訪問しました。

王立プノンペン大学の一機関で、同敷地内にあるカンボジア日本人材開発センター（CJCC）。プノンペンに住む日本人なら、日本にまつわるイベントに参加するために一度は訪れたことがあるのではないだろうか。

CJCCは2004年に日本の援助で設立された。開設以降、日本・カンボジア間の友好関係を強化すること、そしてカンボジアの国づくりを支える産業人材を育成することを目的に、ビジネス研修、日本語教育、文化交流の三本柱で活動を行っている。

「人材開発センター」という名の通り、カンボジアの経済発展に寄与することのできる人材を育成するため、若手起業家や中小企業経営者を対象にしたコースに加え、人事・組織マネジメント、ファイナンス、マーケティング、5S、顧客サービス向上などさまざまなセミナーを実施している。このほか年に2回、7月と12月には「就職フェア」と題した就職説明会を開催し、日系企業への就職支援にも力を入れている。また日本語コースでは、日常生活の中でよく使われる日本語に焦点をあてた日本語教育に取り組んでおり、日本文化の理解にも重点を置いている。

そして両国の友好関係を強化するための取り組みとして、こどもの日や七夕、お月見など、日本の行事を通した文化交流事業を頻繁に開催している。特に毎年2月に開催している「絆フェスティバル」はカンボジア最大規模の日本祭りで、今では多くのカンボジア人や日本人が開催を楽しみにしているおなじみのイベントとなっている。

アンコール絆ホールという最も大きな会場で450人収容できる。学生交流会や研修会など、さまざまなセミナーやイベントが日々行われる。施設内にはほかに図書室や9つのセミナールーム、企業紹介ブースなどがある。

セミナールームは、数10人規模の部屋から100人程度まで収容可能な大きなタイプそろっている。会議などに適したU字型、椅子だけを並べたシアター形式など、ニーズに合わせた配置も可能なので、人数や目的に応じて利用できる。すべての部屋にテーブル・椅子・ホワイトボード・フリップチャート（本体）・スクリーン・Wi-Fiの設備が備わっている。

CJCC内の図書館は、日本語の書籍も揃う図書館としては国内最大規模。年会費16ドルで外国人も利用できる。開館時間は月曜〜金曜は 8時〜18時、土曜・日曜は9時〜17時まで（隔週水曜とカンボジアの祝祭日は休館）

良好な信頼関係を象徴する取り組みとして、日本にある無人販売所を設置し、施設内でお菓子や野菜、文具などの無人販売をしている。外国人も購入可能。

中庭には、吹き抜ける風を感じながら食事を楽しめる「CJCCネイチャーカフェ」がある。和風ラーメンをはじめとする日本の料理や代表的なカンボジア料理が食べられる。友達と談笑したり読書をしている人が多い人気のスポットだ。

＜NyoNyum No.91より＞

カンボジア日本人材開発センター
Cambodian-Japan Cooperation Center (CJCC)

▼Add: RUPP-CJCC, Russian Blvd., Toul Kork, Phnom Penh
▼Tel: 023-883-649, 089-700-650（ジャパンデスク）
▼E-mail: info@cjcc.edu.kh, japandesk@cjcc.edu.kh（ジャパンデスク）
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