(日本語) 【NyoNyumインターン日記㉛】コンポンチュナンでの生き方と、私の就活と。

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2017.12.25

インターン日記シーズン1

スオスダイ！インターン生の伊藤陽子です。先日はコンポンチュナンに出張に行ってきました。ここのところ土日もプノンペンに滞在してばっかりだったので久々の田舎にうきうき♪

コンポンチュナンに行く際は事前にタクシーを予約します。大体セントラルマーケットで待ち合わせるのですが他にもコンポンチュナン行きの車がたくさん止まっています。朝8時出発でタクシーを予約してもらいましたが、お兄さんは他のお客さんも捕まえようとしたので結局出発は9時。はい、私がもっと早い時間のを予約しないのが悪いのです。

11時に到着し、陶芸家のサンバットさんがコンポンチュナン焼の工房に連れていってくれました。山や田んぼがある中をバイクで走り抜けます。仕事とはいえ、プノンペンの喧騒から離れられるのはやっぱり気持ちいいです。

工房につくと村の人たちはまだ休憩時間だそうで、しんとしています。サンバットさんと陶器を見て少し仕事の話をしてから一緒にお昼に行きます。

場所はコンポンチュナンのメインの通りからは少し離れた場所。「なぜここにしましたか」と聞くと「私お昼ここしか来ません」と答えるサンバットさん。「え、何でですか？」と聞いたところ、以前日本財団の助成プロジェクトで長期でコンポンチュナンに滞在していた日本の陶芸家の先生といつも来ていたのがここだったからだそう。きっとサンバットさんにとって思い出のある場所の一つなのでしょう。

そして工房に戻ると村の人たちも休憩が終わったそうで作業を再開しています。作業をしているのは先生から技術を受け継いだ女性たちや彼女らと一緒に働く旦那さんや男性たち。周りでは小さな子供たちが遊んでいます。これは山崎社長がおっしゃっていた「プノンペンの工場へ行って家族と離れ離れになることなく、自分の家の近くで子供たちの面倒を見ながら仕事ができる」という環境です。

休学してカンボジアに来て初めてフルタイムで仕事をして…。私は働くってこういうことなのかと、本当にほんの少しかもしれないけど知ることができました。そしてやっぱり大学4年生の悩みといえば就活。カンボジアではそんなに聞かれないかなと思っていたのに、むしろこっちにいる方が「就活どうするの」としょっちゅう聞かれます。ひえ～～。

ニョニュムでインターンをしていて、プノンペンという都会で仕事のことばかり考えながらも生き生きと働いている社員さんがかっこいいと思うと同時に、コンポンチュナンで家族とゆったり働いている彼女たちの生き方もすてきだなと感じます。上の質問に対する答えはまだまだ模索中ですが、今ここカンボジアで様々な生き方を見ることは自分の就活に対する考え方の幅を広げてくれているなと、具体的に説明するのは難しいですが実感しています。