ポル・ポト派特別法廷 野口判事が辞任へ
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2012.05.19

1970年代後半のポル・ポト派政権元幹部を裁くカンボジア特別法廷で、最高裁の判事を務める野口元郎さんが7月15日付で判事職を辞任することを表明した。野口判事は、S21のカン・ケック・イウ元所長を裁いた第一ケースの上告審での量刑を担当した。

野口判事は辞任にあたってのメッセージで「カンボジアの人々に正義をもたらす歴史的な裁判で役割を担うことができ光栄だった。日本人が半世紀前に経験したように、カンボジアの人々も国を破壊した過去の悲劇を乗り越える努力を続けてくれることと信じている。世代を超えて、自らの経験を語りついで欲しい」としている。

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