遂に(?)始まりましたシアヌークビルコーナー! ニョニュム読者のみなさん初めましてスォスダイ! シアヌークビル在住、若干半年の居酒屋店主「哲平&Cha」です。
このコーナーのタイトルですが、心のサブタイトルとしては「シアヌークビルB級リアルレポート」といったところでしょう。なぜなら我々、取材経験なし、執筆経験なし、カンボジア経験半年、3タテのド素人。しかしながら、ゆえに読者の皆さま、ならびに旅行者の皆さまと同じような目線で、リアルなシアヌークビルをレポートしていきたいと思います!
さて、1回目はシアヌークビルの海の玄関「大定番! セレンディピティビーチ→オーチティルビーチを満喫」。シアヌークビルといえば海! 海といえばシアヌークビル! in Cambodia。何を隠そう、私たち夫婦がシアヌークビル移住を決意した思い出の渚。回想…はい、置いといてさっそく取材をしていこうと思います。
セレンディピティビーチから出発
時間は午後2時、ゴールデンライオンの右脇腹から海へ伸びる坂道を降りて、桟橋の脇から左へセレンディピティビーチからオーチティルビーチへと歩いて参ります。セレンディピティビーチは離島へ渡るフェリーや釣り船が行き来する、旅行者の海の玄関口。
遊びやすい遠浅の海が広がり、海の家が立ち並び、おいしい魚介類に安いビール(昼のハッピーアワーは生ビール1杯0.5ドル〜)! とりあえず一杯! 朝から深夜まで若人たちが遊び狂っています。夕方から深夜には爆音で音楽が流れるビーチパーティーが毎晩OPEN! 眠れない夜にどうぞどうぞ。見知らぬ子供たちがテンションMaxで「ハロー!」「スォスダイ!」と挨拶してきます。
今日の日本ではなかなか見られない光景ですが、ここでは日常的。なんだか本来当たり前の無邪気なコミュニケーションに顔がほころびます。うんうんそうだよな、海ってテンションあがるよね。
しばらく歩いていくと様々な屋台群が。シーフードや汁麺、甘すぎるお菓子、カラフルすぎるアイスキャンディー、貝殻で出来たお土産物など、どれを取ってもカンボジア。Viva シアヌーク! Choice is Yours! (個人的には貝殻のモビールがおすすめです。壁に映る貝殻の影が可愛いし、風でカラカラと音がなって心地よいのです)
オーチティルビーチに到着
海沿いにそのまま歩き続けると、いつの間にかオーチティルビーチ。こちらはセレンディピティビーチに比べると少しおとなしめ。家族向けのビーチといったところでしょうか。シアヌークビルのビーチはどの店も何か注文すれば、ビーチベッド&パラソルが使えます(何も注文しなくてもきっと誰も叱りませんが、そんな野暮はよしましょうね)。
夕方でもビール0.75ドル、チキンテンダー3ドル、食事も3〜5ドル程度で楽しめます。泳いだり寝ころびながらダラダラしましょう。
くつろいでいると、花火、灯篭、ケーキ、アクセサリー、もちろんのシーフード、果物、マッサージなどの行商さんたちが話しかけてきます。行商さんには定価がありませんので値段交渉が必要です。とくにマッサージは放っておくと、足を揉み、肩を揉み、産毛を処理され、爪を切られ・・・と、どんどん料金が加算されていくので注意! 必要ないときは優しく「オッテー、オークン(No thanksの意味)」と言って断りましょう。
おとなしめな場所のせいか、牛の親子もビーチでくつろいでいます。海を見て何を思っているのでしょう…。犬もたくさんいて追いかけっこしたり、喧嘩したり。楽しくてしかたないのでしょう。カンボジアには飼い犬か野良犬かわからない犬たちがそこらじゅうに生活しています。犬たちにも人間と同じ住環境が与えられているのですが、予防接種などはほぼ受けていないのでコミュニケーションは一定の距離が必要でしょう。
と、いろいろ眺めているうちにお待ちかねのビッグショータイム! “Sunset”の時間です。だんだんと沈んでいく光の道と空のオレンジ、ピンク、紫…。17時半〜19時くらいまで、180度以上のパノラマがいろんな表情を見せてくれます。私たちは何をおいても海でのこの時間が一番のオススメ! と断言しましょう!
日も暮れてまいりました、シアヌークビル。この続きの景色は、ぜひともあなたの目でお楽しみください。
(2017年8月発行 NyoNyum90号より)
哲平&Cha
2017年1月、新宿ゴールデン街に開いた店をスタッフに託し夫婦でシアヌークビルへ移住。現地にて、日替わりおつまみなどの料理とお酒が楽しめる隠れ家的バー「一福(Ippuku)」を経営。
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