(日本語) Moi Moi ライフ #55 話し出したら止まらない“将来の夢!”
(日本語) Moi Moi ライフ #55 話し出したら止まらない“将来の夢!”
2021.04.29

NyoNyum Magazine にて連載しているスローライフエッセイ「Moi Moi ライフ」
(「Moi Moi」とは、クメール語で「ひとつひとつ、ゆっくりと」の意味)

シェムリアップで暮らす小出陽子さん。自身が運営するカフェレストラン「Cafe Moi Moi」での発見や、NGO「アンコール人材養成支援機構:JST」の活動、JSTがサポートしている「バイヨン中学高等学校」の近況、そして普段の暮らしで感じたいろいろなことを綴ります。

今回は、話し出したら止まらない“将来の夢!”について。

 

話し出したら止まらない“将来の夢!”

新学期早々、バイヨン中学校3年生に将来の夢を尋ねたところ、2人の女子生徒が目を輝かせて、

「私はアニメのキャラクターを描く仕事に就きたい!」

「私は歌と踊りが好きなので、芸能関係の仕事に就きたい!」

と答えてくれました。

さらに聞いてみると、アニメーター志望の子の父親は、カンボジアに工房があるフランス人服飾デザイナーの染物師として長年働いていて、その影響か、小さいころから絵を描くことが好きだったそう。

頭の中に思い浮かんだイメージを描いているのだそうですが、「次から次へと描きたいキャラクターが浮かんで、もう、止まらないの!!!」と興奮気味に話してくれました。

もう1人は、村のお祭りなどで自分の歌を披露することもあり、「自分でも理由はわからないけれど、自然と身体が動いてしまうの。歌も踊りも好きで好きでたまらないわ!!!」とのこと。

…2人のパッションに圧倒されました。

この子たちの祖先(前世?)は、アンコール時代の絵師や彫刻師、アプサラ(踊り子)だったのでは? きっとそうに違いない!

カンボジアの学校では音楽や美術の授業がないので、彼女たちの能力を発揮できる場は限られていることでしょうが、最近、巷にあふれているSNSなどをうまく使って、夢に近づく方法はないものでしょうかね?

私にも何かお手伝い できるといいのだけれど…。

それぞれの「好きで好きでたまらない!」ことが大人になっても続けられますように。

次々と頭に浮かぶキャラクター

(この記事は2021年4月に発行されたNyoNuym112号に掲載されたものを再掲しています。文中の情報は当時の情報です。)

 

コラムニスト: 小出 陽子(こいで・ようこ)

一級建築士 ・ レストランオーナー
2000 年、UNESCO/JSA 遺跡修復オフィス建設のためカンボジアに赴任。2005 年シェムリアップにレストランカフェ「Cafe Moi Moi」 をオープンする。同年 JST(NGO;アンコール人材養成支援機構)を設立に携わり農村地域の支援活動を始める。現在は、バイヨン中学校、高校の運営も行っている。
JSTホームページ Cafe Moi Moi 紹介記事

 

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38:4人目の勤続10年スタッフ
39:#cafemoimoi で繋がる輪
40:ノンちゃんはトリリンガル
41:粋なお福分け
42:魅惑のカンボジア発酵魚料理
43:NyoNyumとカンボジアと私
44:村の中学生たちの日常
45:中学校退学者のその後
46:バイヨン高校がほしい!
47:バイヨン高校、ついに開校!
48:他国事(ひとごと)ながら
49:”パプリカ“歌って英語授業!
50:”サイクリングブーム
51:将来の夢はYouTuber!
52:ナーガ・シンハ彫像修復プロジ ェクト終了!
53:Cafe Moi Moi コロナ禍で一時休業へ
54:バイヨン中高校先生方のコロナ禍副業

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