シェムリアップ州(シェムリアップ州)Siem Reap Province
シェムリアップ州(シェムリアップ州)Siem Reap Province
2017.06.09

カンボジアを訪れる旅行者向けに国内各州の人気観光名所・ホテル・お土産・料理などの情報を紹介するコーナー
今回はアンコールワットの町シェムリアップ!

基本情報

プノンペンから 6 号線で314km
面積      12,150 k㎡
人口      845,450人(2008年)
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地図をクリックすると拡大します

シェムリァップ州はカンボジアの北西に位置する。アンコール遺跡に国内外の観光客が押 し寄せ、カンボジアで最も注目される州。シェムリァップという名前は、クメールとの戦 闘でシャムが負けたときに、クメールの王が「シャムが負けた土地(シェム=シャム、リ ァップ=負ける、降参する)」と呼んだことに由来するという。

ダウンタウン 

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日が落ちてにぎわうパブストリート

 

シェムリァップ州の中心部はとてもにぎやか。数多 くのホテル、さまざまなレストラン、買い物やナイ トライフのお楽しみもたっぷり。「オールドマーケッ ト」のパブストリート周辺には、とくにたくさんの 飲食店が軒を連ねる。観光客にはレンタルの自転車 やオートバイもあるので、自分のペースでゆっくり と町を探訪できそう。

サップ湖 

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サップ湖の船着場

 

市街から11km のところに位置する国内最大の湖。ボート乗り場には観光船がたくさん停泊しており、水上生活者の村や、漁民の暮らしぶり、水鳥の生態観測、魚の養殖所見学などを遊覧できる。水上生活者の村には、クメール人、ベトナム人が暮らしている。遊覧船のチケッ トは大人$5。所要時間は2時間で、朝6時から夕方6時まで。

アンコールワット 

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日の出のアンコールワット

 

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緻密な彫刻の回廊

 

カンボジアの国旗にも描かれている最も有名で大規模な遺跡。ユネスコの世界遺産。12 世紀にスーリャバルマン2 世によって建設された。5 つの塔の間から美しい日の出を見ることができ、人気のスポット。また、乳海攪拌や天国と地獄、 アプサラ(天女)など、芸術性の高い有名な壁画彫刻を鑑 賞できる。音楽や歌劇など芸術イベントが開かれることも あるので、訪れる前に観光省などでチェックを。アンコー ル遺跡群の入場料は1日券$20、3日券$40、1週間券$50。 12 歳以下は無料だがパスポートの提示が必要。

アンコールトム~バイヨン遺跡

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アンコールトムに続く門

 

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バイヨンの四面像

 

アンコールトムとは「大きな街」という意味。その名の通り、 3km 四方の城壁に囲まれている。12 世紀末、ジャヤヴァルマン7 世が、ベトナムのチャンパ軍に破壊された王都を再建し、仏教にもとづく「神都」として再生したとされる。 アンコールトムの最初の入り口、南大門の手前には橋があり、その欄干は、神々と悪魔が乳海を攪拌している彫像で飾られている。この攪拌の結果、不老不死の薬「アムルタ」 やアプサラ、ヴィシュヌ神の乗り物「アイラーヴォン」などが生まれた、といわれている。

門を抜けると木々が生い茂る道が続き、時空を超えたかのような感覚に陥りながら歩いていると、バイヨン寺院遺跡が見えてくる。ジャヤヴァルマン7 世は大乗仏教を信仰していたとされており、「クメールのほほえみ」と呼ばれるバイヨン遺跡の有名な四面像は、観世音菩薩だという。四面の顔は東西南北を向いており、ジャヤヴァルマン7 世がすべての国民を支配し、その幸福を見守っていたことを示している。四面像はもともと54 基あり、当時の州の数を あらわしていた。観光省によると、現在は48 基。寺院の細い通路を通ってめぐる回廊の壁画には、当時のチャムの水軍との戦闘の様子や、人々の暮らしぶりが生き生きと描 かれている。

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ライ王のテラス

 

このバイヨン遺跡の北には、象が長い鼻を垂らした「象のテラス」、高さ6m にわたり緻密な彫像で埋められた「ライ王のテラス」などの遺跡群がある。眺めていると時間がた つのを忘れてしまいそうになる。また、崩れ落ちてはいるが、かつての王宮もあり往時をしのばせる。

バケン山 

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バケン山の頂上

 

アンコールワット遺跡から1.3km のところにある、高さ 60m ほどの山。徒歩で20 分、または象に乗って10 分ほど で山頂に着く。象は片道$20、往復$35。山の上には、9 世紀にヤショーヴァルマン1 世によって建てられた遺跡 がある。夕日に照らされるアンコールワットを鑑賞でき ることから、夕方になると多くの観光客が訪れる。サッ プ湖、西バライなど360 度のパノラマも堪能できる。

タプロム遺跡 

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遺跡を飲み込む樹木

 

12 世紀にジャヤヴァルマン7 世が母親に捧げるために建 てた仏教寺院。多くの仏像が安置されている。発見当時 に近い形で保存されており、ジャングルの木「スポアン」 が遺跡にからみついている。アンコール遺跡の中でも特 に人気は高く、遺跡を飲み込むかのような樹木の様子は、 自然の驚異とともに、「わび・さび」を感じさせるとの声もある。

スラッスラン 

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明け方が美しいスラッスラン

 

バンティァイ・クデイ遺跡の向い側に位置する大きな貯水池。スラッスランとは「水浴の池」という意味で、ア ンコールの王たちが沐浴をするのに使用されていた。今はただの池のように見えるかもしれないが、明け方に日 が昇るときの情景はとても美しく、その時間に訪れる人も多い。池の中心にあった祠堂は、残念ながらポル・ポ ト時代に崩壊してしまった。また、水を大量に抜いたため、 一部が干上がっている。

クーレーン山 

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クーレーン山の滝は人気スポット

 

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仏陀の涅槃像

 

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川底の千リンガ

 

市街から約60km のところに位置する山。この山には多く のライチの木があるため「プノム(山)クーレーン(ライチ)」と呼ばれている。ヤショーヴァルマン2 世が、「神王宣言」をし、この地を支配することを知らしめた場所とされる。カンボジアの多くの人々がこの山には聖なる力があると信じている。山中には長さ9m、高さ7.5m の仏陀の涅槃像や、川底にリンガが並ぶ「千リンガ」と呼ば れる名所がある。高さ20m の滝も人気。登山は朝6時から正午まで、下山は正午以降と決められている。入山料は外国人$20、カンボジア人2,000R。車は小型10,000R、 大型20,000R。駐車場は3,000R。

 

(情報:2009年6月)
(2019年12月更新予定)

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