Cambodians Spreading Their Wings in Japan ①Student of Japanese Language School 
Cambodians Spreading Their Wings in Japan ①Student of Japanese Language School 
2018.12.21

留学に就職、実習や研修。さまざまなかたちでカンボジアの人たちが日本へ渡っています。 2018年の今年は1953年の外交樹立から数えて65周年、「日カンボジア友好65周年」の年。カンボジアと日本、その関係や交流のかたちは 65年の間に変化してきました。

そんな今、日本で学び働くカンボジア人たちは何を思いどう過ごしているのでしょうか。現地情報誌NyoNyum No.98に掲載されている特集「日本に羽ばたくカンボジア人」をシリーズに分けてお伝えします。

 

<前回までの記事はこちら>
①カンボジア人の日本留学事情編!
②大学院留学編!

 

3回目の今回は「日本語学校留学編!」、日本語学校へ留学するカンボジア人学生、ヘム・シータイさんへのインタビューをご紹介! 留学のきっかけや日本での生活について伺いました!

 

ヘム・シータイさんプロフィール

 

Mr. HEM Sethai
山野日本語学校(大学進学準備教育1年コース)

1995年生まれ(23歳)、コンポンチャム州出身。王立プノンペン大学日本語学科在学中に宇都宮大学で1年間交換留学を経験。今年7月に大学を卒業後、同大学の奨学金を利用し再度日本へ。日本語教育を学ぶべく日本の大学院進学を目指し、現在は東京・ 渋谷の山野日本語学校で勉強中。

 

留学前には、日本語の習得だけでなく日本の生活習慣についても情報収集を

Q. 日本語を勉強して、日本へ 留学しようと思ったのはなぜ?

通っていた小学校にJICAとか日本人のボランティアが来ていたことがあって、日本に興味を持ちました。それから大学は日本語学科に進学して、もっと日本の習慣を知りたい、日本語を使いたいと思ったので留学しました。

(山野日本語学校の入学式。留学生仲間と)

 

Q. 日本で大変だったことは?

生活のルールが難しいです。 たとえば、エスカレーターでは片側に寄ることを知らず「邪魔」と言われたこともありました。最初の頃は電車の路線も間違っていましたね。あとは、女性専用車両ってあるじゃないですか。それを知らず、間違って乗ってしまったり。もっとそういうルールを日本へ行く前に知りたかったです。

 

Q. 逆に楽しかったことは?

カンボジアは雪が降らないので、スキーはとても楽しかったです。同じ外国人寮に住んでいる他の国の人たちと飲み会をしたり、日本語で話すのも楽しかったです。半年くらい経つとみんな日本語もペラペラになるんですよ。

(写真左。雪が降った日に記念撮影)

 

(浅草を観光。浅草寺の雷門前で)

 

Q. 将来の目標を教えてください。

大学院に進学してカンボジアと日本の教育の違いを学び、カンボジアに還元していきたいです。 将来はカンボジアで、日本語学校の先生として働きたいと思っています。

 

Q. 日本へ留学を考えているカンボジア人へメッセージを。

まず、日本語が上手に使えることは絶対に必要です。加えて日本の生活習慣についても、留学に行った先輩などに事前に聞いておくべきです。一人暮らしはとても大変だし、留学は楽しいことばかりではないので途中で帰ってしまう人もいます。本当にそれでも行きたいのか、しっかりと考えて決めた方がいいと思います。

 

【日本に羽ばたくカンボジア人】続きはこちら!

④働くシステムエンジニア編!

 

⑤働く大使館職員編!

 

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