【 カンボジアでHappy子育て!その7】スキンシップのすすめ
【 カンボジアでHappy子育て!その7】スキンシップのすすめ
2021.08.23

このコラムはプノンペンにあるラッフルズメディカルカンボジアの八木加奈恵先生がカンボジアで子育てを通じて様々な子供との接し方などを紹介していきます。

今回は「スキンシップのすすめ」についてお話します。

 

「スキンシップのすすめ」

皆さんはお子さんにどのくらいスキンシップをされていますか?

自信を持って沢山していると答えられる方は少ないのではないかと思います。

小学生くらいになってくると、子供が親に甘えて抱っこやハグを求めてきたときに「もう大きいから恥ずかしいよ」と言われることもあると思います。

心地よいスキンシップは幸せホルモンであるオキシトシンを分泌し、ストレスホルモンであるコルチゾールを抑制します。

オキシトシンの分泌は、不安を軽減しリラックスさせる、信頼関係の構築、睡眠の改善、鎮痛作用など様々な効果があります。

スキンシップは決して恥ずかしいことではなく、どんどん親子間で行ってほしいと思います。

小さいお子さんであれば、沢山ハグや抱っこをしてあげるだけでとても喜びます。

大きいお子さんであれば、手足や背中などをさすってあげたり、軽く揉んであげると良いでしょう。

また背中に文字や絵を描くゲームなど遊びと繋げるとさらに楽しくなります。

アルプス一万尺のような手遊びでも触れ合うことが出来ます。

スキンシップのためにわざわざ時間を取る必要はありません。

子供が話しかけて来たとき、車やトゥクトゥクに一緒に乗っているとき、テレビを見ているときなど、いつもの日常に触れ合いをプラスするだけで良いのです。

子供に触れられる時間をもっと探してみてください。

 

この記事を書いた人:八木加奈恵


ラッフルズメディカルカンボジア小児科専門医、総合診療医、タッチセラピスト。乳児検診、発達障害児診療、成人の心療内科等臨床経験多数。平日毎日出勤。2 児の母(子育て中)。
Raffles Medical Cambodia

 

@RafflesMedicalCambodia

 

<過去の記事一覧>

1:子供のストレスとどう向き合う?
2:友達付き合いの大切さ
3:不登校①
4:不登校②
5:「過保護」と「過干渉」
6:「共感の声かけ」

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