【旅育!!ノマド家族。】⑳旅育の計は作戦会議にあり
【旅育!!ノマド家族。】⑳旅育の計は作戦会議にあり
2022.09.24

現在、カンボジア国内で配布中のNyoNyum 120号から!

中村英誉さん、有紀子さん夫妻のカンボジアはじめ、海外での子育ての様子を紹介する「旅育!!ノマド家族。」もWEBサイトでも紹介!

第20回目の今回は『旅育の計は作戦会議にあり』です。

 

旅育の計は作戦会議にあり

念願のイルカに会いに

旅に出ようと思った。いつも直前まで何も決まらない中村家。今回も直前まで何も決まらず、慌ててどうしようかと話し込む。せっかくだから、ドーンと遠くへ、文化的なものに触れにアメリカに行きたい!と、計画を立てる。フライトもホテルも大丈夫。ラッキーなことにPCR検査の陰性証明書も免除された。よし、予約するぞという段階でGoogle先生から気になるお知らせが目に入る。「この目的地への渡航は制限されています。出発前にCOVID-19のワクチン接種を証明する書類が必要です」…だめだ。隔離なしでの入国要件を満たしていない。今までの計画が一瞬で夢となり、暗い空気が流れる。

一晩のクールダウンを挟み、次は絶海の孤島、船旅で小笠原諸島への上陸を試みる。宿は何とかなりそうだ。しかしフェリーの空席がない。諦めずにフェリー会社に電話で問い合わせると、なんと空席ありとの回答。胸が高鳴る。

続いて、PCR検査の証明書が必要だと告げられる。大丈夫、日本入国用に証明書は持っている。電話口で予約をしますと言いかけたその時、乗船日から数えて5日前の13:00以降の受検が必要だと告げられる。ちょうど5日前の受検予定。過去の陰性証明書を確認すると、無情にも受検時間は9:00と記載されている。だめだ。惜しくも4時間、要件を満たしていない。昨日よりもさらに暗く重い空気が流れる。

もう一晩のクールダウンを挟んで考える。そもそも何で旅に出たいのかと。色んな理由はあるが、重要なテーマは旅育。息子にとって、今この時しかない貴重な時間に、様々な本物に触れ、体験してほしい。今更ながら、旅育とは何か調べると「旅の計画・準備において子どもを積極的に参加させる」と、あるではないか。息子に何も聞かず、あーだこーだと直前に慌てた結果、何も決まっていない。

旅育の計は作戦会議にあり。旅育たるもの、主役の息子と何をするかを考える場が重要。これからは作戦会議に息子を迎え、何をするのか、どこに行くのか考えようと思う父母だった。

イカ釣りに挑戦

 

筆者プロフィール

筆者:青木有紀子

元青年海外協力隊で、現在子連れワーカー。海外子育てを試行錯誤中。一般社団法人Social Compass(ソーシャルコンパス)代表の主人と旅育ノマド家族を目指す。

◆ Social Compass公式WEBサイトhttps://socialcompass.jp

 

これまでの記事

父:中村英誉さんのインタビュー記事

①子供に優しいカンボジア社会

②初めての海外旅行!?

③変化を求め続けてきた僕にとって結婚・子供は人生最高のスパイスだった

④息子ぼっこ、YouTubeデビューを果たす!?

⑤息子はデジタルネイティブ世代!?

⑥City Bus で行く、 日帰りプチ旅行のススメ

⑦息子との再会を夢見ながら Zoom で成長を見守る日々

⑧こんな時こそ、クリエイティブに!

⑨夫婦仲の秘訣は相手の話を聞くこと

⑩旅育の成果現る!?

⑪『単なる一時帰国』が『ドキドキの大冒険』に!?

⑫子供との隔離生活で得た視点と気づき

⑬ロックダウン育!!在宅家族

⑭コロナ禍だからこその出会い

⑮子どもと旅育、大人も旅育

⑯プノンペン市内でも旅育!

⑰『ありがとう絵本』を出版する

⑱波乱の帰国大作戦

⑲心配ごとは、カンボジアより日本が好き になってしまいそうなこと。

⑳旅育の計は作戦会議にあり

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