【旅育!!ノマド家族。】⑭コロナ禍だからこその出会い
【旅育!!ノマド家族。】⑭コロナ禍だからこその出会い
2021.09.16

現在、カンボジア国内で配布中のNyoNyum 114号から!

中村英誉さん、有紀子さん夫妻のカンボジアはじめ、海外での子育ての様子を紹介する「旅育!!ノマド家族。」もWEBサイトでも紹介!

第14回目の今回は『コロナ禍だからこその出会い』です。

 

コロナ禍だからこその出会い

お友達と無邪気に遊ぶ息子

前回に引続き、絶賛在宅育になりがちなプノンペン。

政府からロックダウンの通達が来ている訳ではないが、なんとなく鬱屈とした空気が流れる。

とはいえ、こんな状況でも子ども達は元気に成長していく。

子どもの有り余るパワーを発散させるには、家は小さい。

どうしたものかと考えていた時に出会ったのが、アパートのセキュリティーのお子さん。

うちの息子より1 歳年上のお兄ちゃんである。

お母さんの後ろに隠れながら、バイバーイと手を振ってくれる彼は、初めて出会った時から息子と仲良くしてもらえたら嬉しいなと思っていた。

見かけるとバイバーイと手を振り合う時間ばかり過ぎていたが、チャンスが巡ってきた。

家にいる時間が増えたのだ。

接触する機会が増えれば、子どもはあっという間に仲良くなる。

ボールをポーンと自分の方に蹴って貰ったから、蹴り返す。

たったそれだけで、人見知りがちな息子でも、すぐにお兄ちゃんの後をついてまわるようになった。

ちょっとしたスロープは滑り台に、階段や手すりはジャングルジムに。アパート全体が遊び場へと変わっていく。

改めて、子どもの可能性は無限大だなと驚かされる。

今まで、あぁ遊びに行く場所がないと悩んでいた自分が阿呆みたいに、自分たちの手で、目の前の空間を楽しい場所へと変えていく。

コロナ禍だからこその、出会いや楽しい遊び方はまだまだあるのかもしれないと、改めて思わせてくれる、息子とその友達に感謝だ。

 

 

筆者プロフィール

筆者:青木有紀子

元青年海外協力隊で、現在子連れワーカー。海外子育てを試行錯誤中。一般社団法人Social Compass(ソーシャルコンパス)代表の主人と旅育ノマド家族を目指す。
◆ Social Compass公式WEBサイトhttps://socialcompass.jp

これまでの記事

父:中村英誉さんのインタビュー記事

①子供に優しいカンボジア社会

②初めての海外旅行!?

③変化を求め続けてきた僕にとって結婚・子供は人生最高のスパイスだった

④息子ぼっこ、YouTubeデビューを果たす!?

⑤息子はデジタルネイティブ世代!?

⑥City Bus で行く、 日帰りプチ旅行のススメ

⑦息子との再会を夢見ながら Zoom で成長を見守る日々

⑧こんな時こそ、クリエイティブに!

⑨夫婦仲の秘訣は相手の話を聞くこと

⑩旅育の成果現る!?

⑪『単なる一時帰国』が『ドキドキの大冒険』に!?

⑫子供との隔離生活で得た視点と気づき

⑬ロックダウン育!!在宅家族

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