【旅育!!ノマド家族。】㉒パパママ不在の1人旅…?
【旅育!!ノマド家族。】㉒パパママ不在の1人旅…?
2023.01.09

現在、カンボジア国内で配布中のNyoNyum 122号から!

中村英誉さん、有紀子さん夫妻のカンボジアはじめ、海外での子育ての様子を紹介する「旅育!!ノマド家族。」もWEBサイトでも紹介!

第22回目の今回は『パパママ不在の1人旅…?』です。

 

パパママ不在の1人旅…?

鬼(ママ)の居ぬ間にハロウィンパーティーやプールを満喫

ついにこの時が来た。パパもママも出張に出てしまい、息子が1人、家に残される日が来たのだ。事の発端は、私に1週間の長期出張が入ったことだった。息子の性格に合わせて、前々からママは出張で家にしばらく帰って来れないからね、と伝えていた。なんで僕は一緒に行けないの?と悲しそうな顔を見ると、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。でも、もう4歳。ママは7回寝たら帰ってくるからね、と出張の途に就いた。

ママは7回寝たら帰ってくるってぼっこ君が言ってたよ、と友人が出張中に教えてくれた。ところが想定外の出来事が起こった。私の帰国中、なんと主人も出張に行くというのだ。しかも1泊ではなく2泊3日。息子に突然のピンチが襲来する。初めてママが1週間いない上に、パパまでいない。人生初のパパもママもいない3日間。どうなることかと心配したが、幼稚園から送られてきたのは楽しそうなハロウィンパーティーの写真。意外に元気でほっとする反面、少し寂しい。面倒を見てくれたナニーさんによると、結局一度も大泣きすることもなく、過ごしたようだ。まだまだ幼いと思っていたが、離れてみる息子は思っていた以上に逞しかった。

どんな顔をして出迎えてくれるかな、とドキドキしながら家に帰るが、いつも通りの対応。感動の再会を夢見ていたママ。でもその夢は破れてしまった。パパママ不在による、逆旅育を経験した息子は確かに成長している。旅育といいながら息子が付き合ってくれるのも、そんなに時間は残されていないのかもしれない。

(この記事は2022年12月に発行されたNyoNuym122号に掲載されたものを再掲しています。文中の情報は当時の情報です。)

 

筆者プロフィール

筆者:青木有紀子

元青年海外協力隊で、現在子連れワーカー。海外子育てを試行錯誤中。一般社団法人Social Compass(ソーシャルコンパス)代表の主人と旅育ノマド家族を目指す。
◆ Social Compass公式WEBサイトhttps://socialcompass.jp

 

これまでの記事

父:中村英誉さんのインタビュー記事

①子供に優しいカンボジア社会

②初めての海外旅行!?

③変化を求め続けてきた僕にとって結婚・子供は人生最高のスパイスだった

④息子ぼっこ、YouTubeデビューを果たす!?

⑤息子はデジタルネイティブ世代!?

⑥City Bus で行く、 日帰りプチ旅行のススメ

⑦息子との再会を夢見ながら Zoom で成長を見守る日々

⑧こんな時こそ、クリエイティブに!

⑨夫婦仲の秘訣は相手の話を聞くこと

⑩旅育の成果現る!?

⑪『単なる一時帰国』が『ドキドキの大冒険』に!?

⑫子供との隔離生活で得た視点と気づき

⑬ロックダウン育!!在宅家族

⑭コロナ禍だからこその出会い

⑮子どもと旅育、大人も旅育

⑯プノンペン市内でも旅育!

⑰『ありがとう絵本』を出版する

⑱波乱の帰国大作戦

⑲心配ごとは、カンボジアより日本が好き になってしまいそうなこと。

⑳旅育の計は作戦会議にあり

㉑ゲームとグランピングで大冒険

㉒パパママ不在の1人旅…?

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