(日本語) 【不動産コラム】 第10回 「家具家電の手配」
(日本語) 【不動産コラム】 第10回 「家具家電の手配」
2021.03.20

こんにちは、アンナアドバイザーズ代表の荒木杏奈です。

今回は、海外不動産の家具や家電の手配についてご説明致します。

 

「家具家電の手配」

海外不動産物件を購入して、賃貸に出す場合、海外不動産はオーナーが家具家電を用意するケースが多くなります。

これは、外国人をターゲットにしている物件ほど、入居者が現地ですぐに生活がスタート出来るような環境にすることが求められるからです。

一方で、マレーシアのように照明・キッチンなどが何もついていない状態を言うスケルトン渡しが比較的多いというケースもあります。

この場合は、物件の引き渡し後にかかる費用が変わってきますので、要注意です。

物件価格に家具代が含まれているケースもあれば、オプションのケースもあるので、これらは、物件の契約条件により異なりますので、ご購入前に必ずご確認することをお勧めいたします。

 

家具家電を購入するべきか、しなくてもいいのかと言う点については、もちろん、家具を購入するための費用や手間を省く為に、賃貸が決まってから家具を購入する事もできますが、家具を手配してから配置するまで時間を要する事があり、すぐに引っ越して生活をスタートされたい入居者を逃してしまうことになります。

ですので、その国の一般的な貸し出し方を調べ、家具を付けるか付けないかを判断するべきでしょう。

 

次に家具家電の注意点をご案内します。

 

・家具は、汚れにくい素材や色を選ぶ

家具に白を使うことで、部屋を広く見せることができますが、汚れやすい為に、入居者が変わる度に家具を変える必要があるかもしれません。

できるだけ長期間使用できる、汚れにくい色と素材を選ぶことをお勧めします。

ただし、それを意識しすぎて、暗い部屋にならないように注意が必要です。

よく使う、ソファであれば、カバーを洗えるタイプにすると汚れを落とすことができますし、ベッドであれば、ベッドプロテクター(ベッドパッド。マットとシーツの間に敷くもの。)を必ず買うようにすることで、マットレスを汚さず長く使うことができます。

 

・定期的な買い替えをイメージしておく

家具家電は、5〜7年に一度は、買い換える可能性があることをイメージされて、ご購入されることをお勧めします。

こちらは、入居者が常にいて、日常で家具家電をよく使うお部屋を想定した場合ですので、入居者や入居期間、使い方や家具家電によっても、大きく変わってくるのであくまでも目安でお考えください。

 

・家具家電をどこまで用意するべきか

家具家電は、照明や備え付けのキッチンなどがついている物件であれば、ベッド・ベッドセット・ダイニングテーブルセット・テレビ・ソファー・コーヒーテーブル・掃除機・電気ケトル・電子レンジ・冷蔵庫・洗濯機くらいあれば良いのですが、入居者がすぐに住めるようにするために、食器や調理器具などのキッチン用品も用意することがあります。

 

・取り寄せに時間がかかる

できるだけ、物件がある国で家具を購入されることをお勧めしますが、最新のデザインや気に入った家具家電が見つからないことがあります。

その場合、家具家電を外国から取り寄せることがありますが、なかなか到着しないことがあります。

そのため、時間に余裕を持って注文することをお勧めいたします。

また、修理が発生した場合でも、部品を外国から取り寄せる場合は、同じように時間を要することもあります。

 

まとめ

家具家電選びは、お部屋の印象を大きく左右することになり、賃貸でも転売においても大切です。

ご自身で手配することもできますが、現地の風習もありますので、できるだけ現地の不動産業者を通して手配されることをお勧めいたします。

自己使用・賃貸の目的に併せて、予算や仕様を考慮した提案をしてくれると思いますので、ご相談してみてください。

 

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アンナアドバイザーズ株式会社 代表取締役 荒木杏奈さん

1984年生まれ、東京都出身。日本で働いていたときに東南アジアの投資環境を調査。その後、一念発起して2012年にカンボジアへ移住し金融機関に勤務。2013年に独立し、不動産会社を設立。2019年には一般社団法人「RE AGENT」の代表理事に就任。今年1月女の子が誕生し、2児の母となった。
SNSでカンボジア不動産情報発信中!→ 会社HP, Blog, Twitter, Facebook(EN), Facebook(JP), Instagram(annaadvisors_cambodia), Instagram(Anna Araki)

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