(日本語) NyoNyum103号フルーツ特集Part1 定番フルーツ前半
(日本語) NyoNyum103号フルーツ特集Part1 定番フルーツ前半
2019.11.05

NyoNyum103号では、カンボジアのフルーツを特集しました。「日本にいて雑誌を見られなかったという方にも、カンボジアのフルーツを知ってもらいたい」ということで、かわいいと評判だったフルーツカタログの誌面を、かわいさそのままでWEBページにしました。

このWEBマガジンでは雑誌の特集で登場した43種類*のカンボジアフルーツを3パートに分けて見ていきます。
(*果物的な扱いの野菜やイネ科植物に分類されるものなども含めて全部で43種類を紹介しています)

Part1・2では雑誌で取り扱った南国らしいフルーツ28種類を半分ずつ、Part3では、カンボジアで採れる珍しいフルーツ15種類をお見せします!

それではPart1!ザ・南国フルーツ前半の14種類を見てみましょう!

食べ方マーク

カンボジアでは果物はフルーツとして食べたり、食材として調理したり、はたまた完熟する前の苦い物を食べたり食べ方もユニークです。この記事の中では、果物の説明に3つの食べ方をこのマークで表現しています。

参考価格について

表示してある価格は、市場で調査したおよその価格です。時期や販売場所、産地などによって変わることがあります。
また単位については、1キログラム当たりの個数を目安に記しています。こちらも品種や熟れ具合によって変わります。

それでは代表的な南国フルーツを見ていきましょう!

ザ・南国フルーツ(前半)

パパイヤ

参考価格:7000リエル/1kg (1つあたり1~2kg)
オレンジ色に熟れたものはそのまま食べるかジュースやシェイクで、青パパイヤはサラダやスープなど料理に使うほかカットして塩唐辛子をつけて食べます。カンボジア各地で年中収穫されます。

パイナップル


参考価格:4000リエル/1つ
市場では皮をむいてきれいにカットした状態でも買えます。スープ(ソムローマチュー)に入れたり、豚肉などと一緒に炒めて料理の酸味づけとしても食べられています。1年を通して栽培されています。

ジャックフルーツ


参考価格:10000リエル/1kg(果肉部分)
ラグビーボールほど巨大でずっしりとした重さがあります。繊維質のシャキッとした歯ごたえや独特な香りが特徴で、味はこっくり甘い。市場では果肉だけを量り売りしています。スープの材料にも使われます。

マンゴスチン

参考価格:12000リエル/1kg(およそ6~7つ)
“果物の女王″と称される南国フルーツの代表格です。高い糖度と適度な酸味のバランスが絶妙で、香りが強く食感はむにゅっと柔らかい。年中買えますが 5~6月頃の旬は半値ほどになります。

ドリアン

参考価格:20000リエル/1kg(1つあたり1.5kg~)
強烈な匂いで知られる “果物の王様”。クリームのような果肉を口に含むと、ねっとり濃厚な甘さが広がります。カンボジア産は主に旬の4~7月頃に出回ります。1個単位で重さを測って購入します。

ライチ

参考価格:20000リエル/1kg(およそ1束分)
薄くて硬いピンク色の皮をむくと、みずみずしく甘酸っぱい実がプリッと現れます。シェムリァップにある「プノンクーレン」は “ライチの山” を意味しています。3 ~ 5 月頃が実りの季節です。

ランブータン

参考価格:10000リエル/1kg(およそ1束分)
赤いもじゃもじゃの果皮の中に、大きな種を包むように白っぽい実が入っていて大ぶりのライチという感じです。カンボジア産の旬は 4 ~ 6 月頃で、台車での売り歩きもよく見かけます。

ドラゴンフルーツ

参考価格:7500リエル/1kg(およそ2つ)
外見は同じで、果肉は一般的な白とやや高価な赤(1 キロ 10,000リエル程度)の 2 種類があります。ほんのり甘くさっぱりした味で水分が多いので、暑いときに冷やして食べれば水分補給に。

スターフルーツ

参考価格:7000リエル/1kg
輪切りにすると星の形になるキュートな見た目と、みずみずしくさっぱりした酸っぱさが特徴です。かつてはよく見かけましたが、市場の青果店によると最近は生産が減りあまり入荷していないそうです。

グァバ

参考価格:7000リエル/1kg(およそ5~6つ)
沖縄では完熟したものをジュースなどにしますが、カンボジアでは熟す前の青く硬いものを皮ごと切って食べるのが一般的です。酸味と渋みが強く塩唐辛子をつけて食べます。年中収穫されています。

パッションフルーツ

参考価格:10000リエル/1kg(およそ6~7つ)
ゴムボールくらいの丸い果実。黄色くじゅるっとした果肉をスプーンですくってそのまま食べるか、こして種を除きジュースやアイスなどにします。柑橘類のような酸味で、追熟ししわしわになると甘みが増します。

マンゴー

日本では高級なマンゴーもカンボジアでは 1キロ(4∼5 個くらい)で2ドル程度とリーズナブル !
品種も豊富で、主に甘く熟れてから食べるもの、青いまま食べるものあります。

スヴァイカェウチャン

参考価格:8000リエル/1kg(およそ4~5つ)
黄色く熟してから食べるのはこの品種が一般的で、年中買えますが旬は 3 ~4 月頃です。ほかの完熟を食べる品種では、4 ~ 5 月限定で出回る「スヴァイクティヒ」が甘くておいしいと人気です。

スヴァイカェウロミアッ

参考価格:7000リエル/1kg(およそ4~5つ)
熟れたものよりも、青く硬いものを食べることが多いマンゴー。カットして塩唐辛子や、魚を発酵したプロホックを使ったタレなどをつけて食べるほか、千切りにしてサラダにも使われます。さわやかな酸味が特徴です。

スヴァイタイ

参考価格:10000リエル/1kg(およそ4~5つ)
主に熟れる前の青いものをそのままカリッとかじるかサラダに。酸味の中にほのかに甘みがあります。かつてタイから入ってきた品種だそうですが、今はカンボジアでも栽培されています。

 

ザ・南国フルーツ(後半)では、定番のカンボジアフルーツの残り14種類をご紹介します!

2回目 定番のカンボジアフルーツの残り14種類 ザ・南国フルーツ(後半) はこちら!


3回目 15種類のちょっと珍しいフルーツ 珍しい南国フルーツ はこちら!

【この記事が掲載されているNyoNyum 103号の詳細はこちらから】

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