こんにちは、アンナアドバイザーズ代表の荒木杏奈です。
今回は、資産形成についてご説明致します。
「資産形成〜はじめての投資〜」
投資には、ある程度の知識が必要です。
でも、頭の中の思考をちょっと変えておくこと、そして、知っていることを増やしていくことで、資産形成のリターンを変えることができます。
まず、資産運用とは、自身の持つ資産を貯蓄・投資し、効率的に資産を増やしていくことです。
そして、自分のお金を適切に守るための投資初心者へのおすすめポイントは、余裕資金で、出来るだけリスクが少なく将来の資産形成のしやすい商品を選ぶことです。
資産には二つの種類があります。
金融資産
現金を含め、「実体」を持たないけれど資産として評価額を換算することができ、現金化できる資産のことを指します。
金融機関は、債権回収の確率を高めるため、すぐに現金化できる可能性の高い「金融」資産を重視します。そのため、借入時には資産ではなく「金融」資産を聞くのです。
金融資産の種類
・現金、預貯金(外貨を含む)
・株式(外国株を含む)
・債券(日本国内の社債、国債や地方債)
・投資信託
・商品券や小切手
・生命保険(掛け捨てタイプの生命保険を除く)
実物資産
金融資産の対となる言葉で、土地・建物・貴金属など、形があるもので、それ自体に価値があるもののことを指します。
実物資産は金融資産と比べると現金化しにくいというデメリットがある一方で、インフレによる価値下落の可能性が低いことがメリットとして挙げられます。
実物資産の種類は非常に多岐にわたりますが、以下が代表的といえます。
・貴金属系(金、プラチナ、ダイヤモンド等)
・不動産系(土地、戸建て、マンション、アパート等)
・コレクション系(絵画、コイン、骨董品等)
金融資産と実物資産の適正な割合
資産の三分法に基づいたもので、
所有資産を
・預貯金(ローリスクローリターン)
・不動産(ミドルリスクミドルリターン)
・株式(ハイリスクハイリターン)
という異なった性質に分けて持つことで、安定性のある資産形成がしやすくなります。
例えば、3000万円の資産があるとすれば、1000万円を預貯金、1000万円を不動産購入の初期費用として投資、1000万円を株式へ投資することが資産の三分法に基づくと好ましいことになります。
また、不動産で優良物件を紹介されたとしても、物件購入時に資産をあまりに多く使ってしまうと突発的な修繕等のリスクに対応できなくなってしまうため、資産の1/3を大きく超える初期費用が必要となる場合には注意が必要です。
そして、最後に資産運用する上で、リスクヘッジをするために、分散をお勧めします。
日本だけだったり、偏った通貨の資産を置いておく事はリスクです。
・大きく円安に振れたら?
・大きな自然災害が起きたら?
世界の国々を見ると、国によってその「成長率」と「安定性」が異なります。
国によって異なる「リスク」と「リターン」の組み合わせを考える事がお勧めです。
まとめ
残念ながら、日本はお金に関する教育が遅れており、金融リテラシーの差が激しく、「投資教育の差」が大きいため、日本人の金融資産の伸び率は非常に低いです。(子どもの頃から国を挙げた投資教育を行っているアメリカとは2倍の差があります。)そのため、気づいた時に学び始めるしかありません。
投資のリターンを常に考え、投資の知識をつけ、適切な割合に分けることが大きなポイントです。
そして分散してリスクヘッジをすることを実践してみて下さい。
学ぶだけではなく「なんのために投資をするのか」、これを常に意識するようにしてみてくださいね。
1984年生まれ、東京都出身。日本で働いていたときに東南アジアの投資環境を調査。その後、一念発起して2012年にカンボジアへ移住し金融機関に勤務。2013年に独立し、不動産会社を設立。2019年には一般社団法人「RE AGENT」の代表理事に就任。今年1月女の子が誕生し、2児の母となった。
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