(日本語) 【不動産コラム】 第4回 不動産会社の選び方〜投資と管理〜
(日本語) 【不動産コラム】 第4回 不動産会社の選び方〜投資と管理〜
2020.09.20

こんにちは、アンナアドバイザーズ代表の荒木杏奈です。

第4回目となる今回は、海外不動産投資の中でも、投資先としてはまだメジャーではない「カンボジア」で不動産投資をする場合の「不動産会社の選び方」ついてご案内いたします。

 

カンボジアに強いエージェント・仲介会社を探す

みなさんがご存知のとおり、物価が需要と供給の関係で決まるというのは経済学の基本です。

もちろんカンボジアもその原則から逃れることはできません。

世界最大の事業用不動産サービスおよび投資顧問会社CBREによると、2020年一期(Q1)に2843戸完成し、新プロジェクト8件、4521戸以上のプレビルド(完成前)の部屋が発表されました。

これの多くは外国からの投資によって推進されています。

リーマンショック以降の急速な回復を経て、カンボジアは安定的で高い経済成長を続けていて、インフレ率の抑制からも理想的な成長と遂げています。

ASEANの中でも労働力が安価で、投資自由度の高さを追い風に、外国資本による事業投資はますます盛んになってきています。

外国企業のカンボジア進出に伴ってプノンペンへと赴任し、ハイクラス物件への居住の可能性があるクラスも年々増加傾向にあります。

インターネットやセミナーで現地の不動産情報をある程度知ることはできますが、詳細情報を得るには、やはり現地に詳しいエージェントや不動産仲介会社などの協力が必要不可欠です。

さらに、日本人スタッフが対応できる日系仲介会社を選ぶと、決め細かで日本流に相談ができるので安心でしょう。

不動産仲介会社は、購入者に代わって、開発会社と物件を販売する業者と交渉をしたり、物件契約におけるリスクチェック、住宅ローンの相談などを行ってくれます。

カンボジアでは英語も使えますが、細かな内容を精査する場合には現地人同士での会話が必要になります。

そのような場合に備えて、ライセンスを持つ、信頼できるエージェントを探すことが大切です。

 

また、海外不動産を購入するためには、現地へ足を運ぶことをお勧めします。

現地で肌で感じる事が多いからです。

ただし、最近はCOVID-19の影響で状況が変わっています。

オンラインで現地と中継をつなぎ、ショールームや物件現場をリアルタイムで確認することが出来ますし、そこで開発会社にも質問をすることも可能ですので、現地で視察するのと大差なくご確認頂けるのでオススメです。

 

カンボジアに強い管理会社を探す

そして「不動産は物件が完成してからが勝負」とも言われており、賃貸管理が特に大切です。

海外の場合、日本国内と違って物件に何かあってもすぐに行く事ができませんので、現地の信頼できる不動産管理会社を見つける事がポイントです。

物件が完成したと開発会社からお知らせがあっても、実際はお部屋の中は修理箇所だらけです。

それを親身にオーナー目線で開発会社に指摘し、粘り強く修理を終わらせる事が現地では大変な業務になります。

修理を指摘しても、期限通りに終わることはほぼなく、期限を過ぎて修理が終わったと報告があっても完璧なことはないでしょう。

現地では催促と確認の繰り返しが続きます。

ようやくお部屋が完成し、家具を搬入し賃貸募集をします。

この家具の搬入も予定通りに綺麗に終わることは難しいので時間と手間がかかります。

賃貸募集をし、入居検討者に向けて内覧をしますが、賃貸がついていない間のお部屋の管理が煩雑な会社が多い傾向にあります。

賃貸がついていない期間、賃貸がついた後のお部屋と入居者のケアと管理、そしてオーナー様へのご報告を含め、この人(この会社)なら任せても大丈夫だなという不動産管理会社に委託する事が大切です。

当社は、カンボジアに強い不動産仲介と不動産管理会社です。

日本語はもちろんのこと、英語・カンボジア語などを話せるネイティブスタッフがおり、カンボジア不動産の物件探しから賃貸付け・管理・売却まで、ワンストップで対応することが可能です。

カンボジア不動産投資のメリットとデメリット、法制や税制、購入方法や国の情勢、カンボジアのイチオシプロジェクトなどをご紹介している初心者向けのカンボジア不動産投資の無料のセミナーも月に4回~5回程度開催していますので、情報収集から始めてみたい場合にはセミナーへの参加や個人面談をオススメします。

 

まとめ

海外では、日本国内不動産を購入し賃貸管理する環境とは異なります。

特に海外不動産投資初心者の方は、異国文化や言葉の違いがありますので、不動産投資事情について詳しい、日本と現地に拠点を置き、日本人駐在員のいる不動産業者に頼ることが大切です。

カンボジア不動産投資及び管理に興味がある方は、ぜひエージェントに問合せて、比較検討をしてみてくださいね。

 

アンナアドバイザーズ株式会社 代表取締役 荒木杏奈さん

1984年生まれ、東京都出身。日本で働いていたときに東南アジアの投資環境を調査。その後、一念発起して2012年にカンボジアへ移住し金融機関に勤務。2013年に独立し、不動産会社を設立。2019年には一般社団法人「RE AGENT」の代表理事に就任。今年1月女の子が誕生し、2児の母となった。
SNSでカンボジア不動産情報発信中!→ 会社HP, Blog, Twitter, Facebook(EN), Facebook(JP), Instagram(annaadvisors_cambodia), Instagram(Anna Araki)


 

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